昔ながらの味
江戸時代から続く老舗和菓子屋さん。
店頭には、「昔ながらの味」と掲げていますが、
旦那さん曰く、味は昔と全く違うとおっしゃいます。
以前は、先代に言われたとおり味を変えていませんでした。
それでもお客様から「味が変わりましたね」と言われたそうです。
何故でしょうか?
味を変えていなくても、
食されるお客様の舌が肥えてきたり、
年齢とともに好みが変わってきたりします。
それが、味が変わったように感じられてしまうそうです。
老舗の味も、その変化に対応しなくてはなりません。
ゆえ、旦那さんは毎年少しずつ味を変えています。
お客様に「昔から味が変わらないね」と喜んでもらえるように。