経営者はタダでは起きない!
この数ヶ月で、株価が大きく下落しています。
バブル崩壊以来の水準です。
含み損を抱えている経営者の方も、多いのではないでしょうか?
この株価の下落は、悪いことばかりではありません。
上場株式の株価というのは、非上場株式の評価をする場合の
類似業種比準価額の算定に大きく影響を与えます。
つまり、日経平均(実際には、国税庁から発表される類似業種
比準価額を算定するための株価等が指標です)が下落すると、
自分の会社の株式評価額が下がります。
売買にしても贈与にしても、
自社の株式評価額が下がると
移転がしやすくなります。
そういう意味で、今の株安は10年に一度のチャンスだと思います。
特に事業承継を考えて、将来、株式の移転が必要だと
常々考えておられた経営者の方にとっては、
絶好のチャンスになるかもしれません。
難しい理論や複雑な組織再編によって不自然に会社を分けたり
くっつけたりすることなく、
シンプルに事業承継対策ができます。
また、副産物として、株式の移転を売買ですると、
自分の会社の株式は、譲渡益が発生することが多いです。
この譲渡益には20%の所得税がかかります。
もし、お持ちの上場株式株価が下落していれば、
この上場株式を処分して損出しをすることで、
自社株式の譲渡益と相殺することができます。
経営者は、転んでもタダでは起きません。
厳しい環境の中、粘り強く、利用できるものは最大限利用して
将来の糧にしていきたいものです。
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